栃木からのヤマノボリ日記

登山記録とやったこと、考えたこと

磁北線の書き方

以下はボクのための覚え書き。


1.地図の上方は北を指す。


2.でも、 コンパスが示す北は磁北といい、実際の真北を示さず、西にずれた北磁極方向を示す。


3.このズレの角度を磁気偏角といい、場所(地形図)により異なり、普通 は地形図の欄外に記載される。


4.磁北線とはこの磁気偏角をもとに地形図に記入された線のことをいい、コンパス使用による地図利用をする場合は事前に記入しておく必要がある。


5.実際に地形図に磁北線を引くには分度器を使えば良いが、大きな分度器を使わないと作業誤差が出てしまう。


6.よって、定規だけで磁北線を引くためには、三角関数と定規を使う。


7.磁気偏角がA度で点甲から北にBcm進んだ場合、西にCcmずれる。それらの関係は次のとおり。

  C=B:*tanA


8.tanAを求めるには表計算ソフトを使えばよい。その場合の計算式

C=Tan(RADIANS(A))*B



9.栃木県付近の磁気偏角は7.12。それを上式にあてはめると

   B       C

   1   0.124911

  30   3.747332

 一般的な30cmの定規の場合、30cm行ったら3.74cmだけ西にズレてやればよい。