ヤマの本 その1
ヤマノボリするのに必要なものはいろいろありますが、
イチバン大事なのは知識。
なので、ヤマノボリ初心者のボクとしてはいろいろ勉強中デアリマス。
知識がないと必要な装具も揃えられないし、持って行っても正しく使えない。
なぜに、大事かと言うとヤマでの間違いは命にかかわる可能性がある。
最近自己責任というコトバが多用というか乱用されておりますが、
ことヤマに関してはまさに自己責任です。
自分のミスや不注意は直ちに自分に返ってきます。
そんなわけで、この間読み終えたのがコレ
■「ドキュメント 道迷い遭難」 羽根田 治 著
山と渓谷社 2006年1月30日初版
過去の道迷いによる遭難から帰還した人のドキュメントです。
遭難っていわれてもピンと来ませんが、ちょっとした低山でも充分遭難できちゃいます。
そして遭難したときにヒトがどんな行動をとるのか、どんなふうに間違いをおかすのjか、
そんなふうにパニックになるのかが生々しく書かれています。
たいへんに参考になりました。
(凍傷にかかって、人差し指がポキッと折れたなんて話とかもあって、思わず気持ち悪くなっちゃいました。)
ヤマに登ろうとするひとはこの本を読んだほうがいいと思います。
上の本は遭難した後の参考になりますが、遭難しないためには地図が読めなくてはいけません。
そこで、コレはただいま学習中。
■「山岳地形と読図」 平塚晶人 著
山と渓谷社 2005年8月1日初版
1,800円 ISBN4-635-04328-2
平塚さんの別の本「2万5000分の1の地図の読み方」既に読了しています。
地図のワークシートがあって、文字だけの解説にしたがってそのワークシートを読み明かしていくというものです。
でも、この「山岳地形と読図」という本は、写真と地図が対比してあって、あたかも平塚さんと一緒にヤマに行ってそこで地図の手ほどきを受けているような感じで話が進みます。
この写真のヤマヤマは地図ではこんなふうに表されますよってね。
最初にヤマの成り立ち~どのようにしてヤマができるのか、から始まって、
コンパスの利用方法やら
ヤマノボリ時の注意点などもわかりやすく書いてあります。
平塚さんの本を読むと、地図ってすごいなぁと感心します。
これだけの情報量が閉じ込めてあるなんて・・・。
もっともそれは利用する側のヒトが解き明かせないとダメなんですけど。
これもヤマノボリするヒトには必読だと思います。
あ、上の2冊とも宇都宮市立図書館で借りてきました。
で、おまけで書きますが、一緒にこれも借りてきました。
■これで安心山歩き 基本ハンドブック ~るるぶ
さすが るるぶ だけあって、参考になりませんでした。
書いてあることにケッコウ怪しいところがあります。
本当にヤマノボリしてるヒトが書いたのかしらん?と首を傾げたくなるようなデキでした。
すごく甘い。コレボクには参考になりませんでした。