Chinook Hard Anodized Frying Pan 7.75"
おヤマの上では景色がいい。
それを眺めながらボーっとするのが好きですが、
いっしょにおいしいものがあるとなおさら良い。
バーナーでお湯を沸かしてのカップラーメンも地上の5割り増しくらいはおいしいですが
それも最近飽きてきた。
これからは暑いので尚更ラーメン系はあまりおいしくない。
この間の三本槍岳山頂では、たくさんの人がご飯食べてましたが、
チラッと見たところ、50%の人がお弁当、30%がカップラーメンやスープ
20%が冷やし麺(コンビニね)という具合。
冷やし麺もいいけど、先日丸山山頂ででウィンナ焼いて朝食で食べた。
これがことさらおいしかったので、
これからは焼き物を極めようと思っております。
たぶんね~、「おいしい」の半分はその焼くときのニオイが原因じゃないかと思います。
先日三本槍岳のときは焼き鳥を暖めましたが非常においしかったし。
で、丸山ではコッヘルの蓋のフライパンで調理しましたが、チタンだし小さいので使いづらかった。
三本槍岳では家庭用の小さなフライパンを持っていったけど、ちと重かった。
(好日山荘に行ったけどいいのがなかったのだ。)
ところが、昨晩寄ったWILD-1でコレに遭遇。
毎週続く休日出勤で(精神的に)疲れていたので、癒すためにわざわざ遠回りして「見るだけ」のはずが買っちゃいました!
■Chinook Hard Anodized Frying Pan 7.75"
Chinookってヤマ用テントを主力とするカナダのメーカーのようです。知らなかった。
直径19.5cm、高さ5cm、重量230g。
で、お値段は2,500円前後だったようなキオク。(いろいろ買ったので良く覚えてない)
このような収納袋がついてます。
英語の説明書、というか製品の宣伝文書だなこりゃ。使用上の注意なんか書いてない。
Hard Anodized って何?で(家に帰ってから)調べてみた。
まず、「アルマイト」というのがあります。これはよく聞きますなぁ。これのお勉強から始める。
アルミニウムの表面は、なんの加工もしなくとも自然に薄い安定した酸化皮膜に覆われるそうな。
でもこの自然の酸化膜じゃ満足できないので、さらに人工的に皮膜を厚くし、その表面により良好な耐食性、装飾性あるいは耐磨耗性を与えるなどの様々な目的で、その表面を処理する加工方法がある。
その中でも、特に耐食性が優秀となる陽極酸化処理のことをアルマイト処理と言う。
なお、アルマイトは和製英語、英語ではanodaizingと言う。
ところで、知りたいハードアノダイズとは、ハード=硬質な アノダイズ=アルマイト加工 だから
硬質アルマイト加工と言うことになります。つまりより硬いアルマイト。
アルマイトと硬質アルマイトはJISで個々に規格化されていて(JIS H 8601およびJIS H 8603)。
一般的なアルマイト(白アルマイト)は、膜厚6~10μで、防錆・寸法精度を高める程度の役割。
一方硬質アルマイトの膜厚は、10~100μであり、硬度もHv350~450(A1100アルミはHv26)と硬く、特に硬度が要求される場合用いられるということです。
ま、より高級な耐食加工という理解でよいのではないかと。
ま、開封してみましょ。こんなふうに取ってが鍋の立ち上げに沿って折りたためます。
使うときはこんなふうに使う。
ウラ面はこんなふうに溝が切ってあるのでゴトクなどになじみやすい(ズレない)
で、ハードアノダイズド加工がどんなもんか、焦げ付かないのかを試してみました。
オリーブオイルを少量たらして・・・
玉子を投入。そう、目玉焼きを作るのです。
待ちきれないので、両面焼きにします。
お箸だけでもちゃんと裏返せました。ちょっとひっかかるけど問題なくターンできました。
あとはティシュでグルッと拭いてやればキレイサッパリ。
これなら充分おヤマで使えそうですな。
問題は何を作るかですなぁ。
とりあえず、焼肉するとうまそ~だな。(ニオイがね)
・・・あと蓋も欲しいかもね。ピザとか焼けそう。