20111012_紅葉真っ盛り那須岳(朝日岳) その1(登山口~峰の茶屋跡)
宇都宮の自宅を3:30に出発。
宇都宮ICから東北道に入り、那須高原SAにあるスマートICで降りる。
そこから那須岳のふもとにある峠の茶屋の県営駐車場を目指す。
ICから駐車場まではもちろん真っ暗。人家もない中なので、ちと怖い。
暗い中、ヘッデンをつけて登り始める人もいるが、初めて登る山なので、車の中で明るくなるのを待つ。
■5:20 峠の茶屋駐車場で迎える夜明け
明るくなったので、トイレに寄って出発。
■峠の茶屋駐車場案内図
第一駐車場は50台くらい停められそう。その上には売店あり。(当然この時間は開店前)
駐車場はまだ空いているところがある。平日だからであり、この前の連休中は5時でも第一・二駐車場とも一杯だったとのこと。
■5:30 駐車場の様子 正面は鬼面山
日の出まではまだ時間があり、薄暗い。周りのヤマヤマの紅葉もくすんでいる。
■5:37 登山口をめざす 正面は朝日岳、
登山指導所にある登山ポストに家で作成してきた登山届けを投函。
ここには備え付けの登山カードもあった。ただしほとんどの人は素通り。
■5:42 那須岳登山指導所の登山ポスト
那須岳登山口に到着。
右下の「立ち入り禁止」は工事車両用の林道へ立ち入るなという意味。
クマ出没注意のカンバンあり。ここ那須岳も熊さんがたくさんいます。
■5:43 那須岳登山口
■5:43 登山口に鎮座する狛犬
■5:45 山の神 の祠
登り始めて正面にさっそく朝日岳の東斜面が聳える。
素晴らしく紅葉している。圧倒される。登山道は100メートルに1名くらいの間隔で登山者がいる。
そのほとんどが大きなカメラや三脚を持っている。
ちいさなリュック&厚手のジャンパーやダウンなので、みなさんカメラマンだろう。
これから朝日に輝くヤマヤマを撮影すると思われる。
■5:55 朝日岳
■5:56 日が出て山肌も明るくなってきた
■5:56 日の出
■5:58 朝日岳から鬼面山へつづく稜線
少し急な登山道を15分ほど登り進めると左折する。茶臼岳が目に飛び込んでくる。
■6:01 茶臼岳
■6:01 右が剣が峰 カメラマンが多い
登山道には立ち入り禁止の柵がうるさいほど立っている。それほど危ないわけではないが、それを乗り越えて撮影しているカメラマンがチラホラいる。植生保護目的であることがわかる。が、守らないヤツは守らない。
■6:02 左が茶臼岳 中央が峰の茶屋跡
■6:07 沢筋にも陽が差し始める
陽が差してくるとともに、山肌が輝きを増す。
これがモルゲンロートかと、しばし見とれる。眠っていた赤・黄の色が起きだしたようだ。すばらしい。
■6:09
■6:10 モルゲンロートに輝く朝日岳
登り始めて30分。最初の目標地点での峰の茶屋跡が目視できる。この辺りでカメラマンは減ってくる。
風が強いと聞いていたが、ここはそれほどでもない。
■6:12 右に小さく見えるのが峰の茶屋跡
このあたりから樹林がなくなり、岩稜となる。
登山道は整備されており危険はない。天気も良くウキウキしてくる。
■6:12
朝日岳と剣が峰の間の沢に砂防工事が行われている。山である限り侵食されるのは当たり前であり、人工物があるのは興ざめである。
が、生活するには必要であり、このような考えを抱くのは登山者のエゴであろう。
■6:13
6:25.峰の茶屋跡に到着する。
ものすごい風である。体ごと吹き飛ばされそうな勢いだ。
息ができないほどだが、「まぶたがはためく」という経験は初めである。
しかし、風も強弱があるので、一息ついているすきに歩を進め、強くなってくれば地面にしゃがみこむなどの防風姿勢をとる。那須岳ではこの風により滑落が多が、うなずける。
■6:25 峰の茶屋跡の標石 那須岳周辺の要所要所にはこのような標石が設置してある
左手に進めば茶臼岳である。噴煙が立ち上っているので、その近辺は風がないはず。わずか数百メートルであろうが、驚くほど違うものだ。
この峠は風の通り道になっているため、秋から春にかけてはかなりの日数風が吹き荒れるらしい。峰の茶屋は避難小屋でもあるが、ここで夜中風に吹かれながら滞在するのは御免こうむりたいと思うほどの凄さだ。
■6:25 峰の茶屋跡から那須岳を望む
ここから右に進めば朝日岳、左は茶臼岳である。
本日のメインイベントは朝日から三斗小屋までの稜線歩きと決めてきたが、あまりの強風に躊躇する。
私のほかに朝日方面に進む登山者はいないし、心細い。朝日岳に向かう道は険しいと聞いているし、この風に吹き飛ばされて滑落すると大変である。
が、ザックを下ろし、一息入れて考えていると、ひとりのおじさんが朝日を目指して前を通過した。
これ幸いとばかりに私も後を追う。先行者がいると心強い。
峰の茶屋跡から剣が峰までは相変わらずの強風で、風が弱まる隙を狙って急いで駆け抜けた。
これから、本日一番の難所である剣が峰の巻き道を通過することになり。緊張する。
■6:25 峰の茶屋跡から剣が峰、朝日岳を望む
その2につづく。