ストラディヴァリウスの音色
こんな本を読んだ。
千住家とは、モチロン千住真理子さんに家ですな。
著者の文子さんは真理子さんのお母さん。
バイオリンの名器「ストラディヴァリウス」の購入に至るまでのてんやわんやが書かれた本。
といってもまじめなオハナシです。
家族愛とかが書かれている。(←この方面にはあまり興味がないので入手するまでの顛末を中心に興味深く読みました)
300年ぶりに退蔵されていたものが発見され、所有者が「商人に渡してはならぬ。ヴァイオリニストに譲る」と遺言したために、世界を転々としながら新たな所有者を探す旅に出て、4番目の千住さんが手に入れるまでのオハナシ。
骨董品とかはいろいろ物語があるわけですが、このヴァイオリンもそう。(あるいは、そう思いたがるのかもしれない)
千住さんの所有しているのは「デュランティ」と呼ばれるもの。(固有名詞です)
お値段は3億円と言われている。同じストラスヴァリでもいろいろで、高嶋ちさ子さんの「ルーシー」は2億円だそうな。
ふつうのアマチュアが引くものは数十万円程度ですから、かなり違いますね。
それほど音が違うものだろうか?
と思っていたら、栃木県岩舟町で千住さんが今週末演奏会を開くそうな。
↓なんか変な写真。笑顔があまりにもぎこちない&ヴァイオリンを何故にこんなふうに持つのかしらん?
曲は・・・
アヴェ・マリア(JSバッハ/グノー、シューベルト、カッチーニ)
涙の流れるままに(ヘンデル)
アダージョ・カンタービレ~「悲愴ソナタ」より(ベートーヴェン)
コンソレーション 第3番(リスト)
ジュピター(ホルスト)
アメイジング・グレイス(黒人霊歌)
赤とんぼ(山田耕筰/渡辺俊幸 編)
もみじ(岡野貞一/山下康介 編)
故郷(岡野貞一/朝川朋之 編)
浜辺の歌(成田為三/千住 明 編)
ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
ふ~~む、あまり触手が動かないなぁ。
もうちょっと何とかならんもんか、この選曲。
一度はナマで聴いておきたいけどね。
どうしようかなー。(席はまだ空いている様子)