栃木からのヤマノボリ日記

登山記録とやったこと、考えたこと

オール・チャイコフスキープログラム~東フィル&川久保賜紀

11月3日(土)宇都宮市文化会館で行われたコンサートに行ってきました。
演奏は東京フィルハーモニー交響楽団
指揮は大井剛史。

演目はすべてチャイコフスキー

1.イタリア奇想曲 Op.45
2.ヴァイオリン協奏曲 Op.35
  《休憩20分》
3.交響曲第4番へ短調 Op.36

始まる前に隣接する図書館に本を返しに行ったらいつもより混んでいる。

図書館には座る場所も無いので隣の明保野公園のベンチでホットコーヒー&オレンジ・デニッシュで遅いお昼ゴハン。風が爽やかで気持ちが良い。
お腹も膨れたことだし、そろそろ行こう。
コンサートの前はこのゆったりした感じが大事だ。

$ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~


開場は15:00だけれど既に長蛇の列。全席指定なのに何故列を作っているのだろう?
並んでも仕方が無いので、入口でしばらく入場者を眺めていました。
相変わらずお年寄りが多いなぁ。
30名くらいの中学生かな?セーラー服の団体がいましたが、年配者ばかり。
若者よ!もっとクラシックを聴きなさい。

空いてきたので入場。
今回の席は2回の最前列の中央。
こんな感じに見えます。
$ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~


前に人がいないので、わずらわしくなくて良いね。
以前、30秒毎に前に身を乗り出してくるおじさんが2列先にいて気になって、演奏が楽しめなかったことがある。

客の入りは90%くらいかな。
1・2階席の後方、そして3階両サイドに空席がチラホラといったところ。

東京フィルハーモニー交響楽団を生で聴くのはたぶん初めてのはず。
奏者に女性が多いです。第1&第2ヴァイオリンなんかは3分の2は女性です。

■イタリア奇想曲。
冒頭は華やかなトランペットのファンファーレで始まり、金管の華やかさと弦の軽快なメロディで進んでいくわけですが・・・、どうだろう?

金管が気持ち悪い。音程大丈夫?と首をかしげながらきいているうち15分ほどの曲は終了。消化不良。

こちらはマズア指揮のゲヴァントハウス管弦楽団の演奏


■ヴァイオリン協奏曲
ソリスト川久保賜紀さん。
真っ赤のドレスが映えます。(目が悪いのでお顔まではハッキリ見えませんでしたが)
オケが先導して、真打登場という感じで川久保さんのソロ。
いいですなぁ~。ねっとりしていて、力強くは無いものの芯が強い感じ。
オケはかなり遠慮しているような気がしましたが、これはこれで良し。

こちらはフェドセーエフ指揮、チャイコフスキー交響楽団指揮。ヴァイオリンはアラベラ・美歩・シュタインバッハー


交響曲第4番ヘ短調
いままでの演奏とはうって変わってオケは全力投球。
迫力あるなぁ。
木管、特にオーボエとフルートが素晴らしかった。
フィナーレでは久しぶりに背中がゾクゾクッとするほどでした。
いいもん聞かせてもらいました。

こちらはゲルギエフ指揮のウィーンフィル。第3&4楽章。この演奏は神!



で、気になったのは観客。ひどいのだ!

1.ヴァイオリン協奏曲の第1楽章、交響曲第4番の第1楽章終了後、5分の1くらいの観客が拍手。
超有名曲だから知らないはずはないのだけれど、初心者が多かったのかなぁ。川久保さんはギョッとしていたように見えました。観客の一員として申し訳ない。
楽章の間の拍手は緊張の糸がプツンと切れるので、やめてほしいな。(わざとするような咳払いも嫌だ)

2.川久保さんのアンコール曲でフライング拍手
弾き終る前に拍手。それも20人くらい。なぜ拍手を急ぐ?川久保さんに失礼だし、余韻が楽しめないじゃないか。

3.演奏中に会場内をうろつく者5~6名
楽章の間でも許せませんが、演奏中に席を立って外に出ようとする人が1階席にチラホラ。もう、来るな!

と、観客があまりにひどかった。
演奏者にタイヘン失礼。それだけが残念でした。

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