栃木からのヤマノボリ日記

登山記録とやったこと、考えたこと

20130607~08_水芭蕉咲く尾瀬ヶ原 その1

6時に宇都宮を出て、日光、いろは坂から奥日光へ。
平日の7時頃、人通りも少なくスムーズに走った。
写真は日光白根山の北に位置する金精山。昨年金精トンネル入口からの登山道から登った。写真の向こう側~群馬県側に登山道がついているのだが、栃木県側はこのような断崖。こうみるといつ崩れてもおかしくないように見える。(実際5年位前は地震による地割れがあて登山禁止になっている)先日の釈迦ヶ岳の落石以来、臆病になっているのかも?(そのくらい怖かったのだ)
なお、平日の7:10の段階で登山口の駐車場は3台の入りだった。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

金精峠から30分ほどで片品村に着く。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

戸倉温泉にあると蔵第一駐車場に駐車できた。8割程度埋まっている。平日のこんな天気の日なのに・・・。
ザックをトランクから出して、駐車場入口にある事務所に行くと乗合タクシーの切符の自動販売機がある。1人片道900円。(自販機は千円札まで利用可)

ボヤボヤしているうちにさぁどうぞとボックスタイプの車にのせられる。なので写真を撮っているヒマなし。
乗客は8名。このくらいの人数が集まると発車する。この事務所には運転手さんが客待ちでたむろしている。どんどん登山客が到着するので5分と待たずに乗れるだろう。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

20分ほどで鳩待峠に到着。渋滞なし。道幅が狭いのでここに一般車が乗り入れるとメンドクサイことになると思う。パーク&ライド方式は良い方法と思う。
もっともハイシーズン以外は鳩待峠まで自家用車で来ることが出来る。駐車場もあり1日2,500円。
1人乗車で自家用車で来た場合、戸倉の駐車場代金1,000円+往復ダクシー1,800円=2,800円なので、鳩待ちまで来た方がオトク。一泊したり(駐車場代が倍になる)、複数人の場合は尚更お得。
ハイジーズンとは水芭蕉ニッコウキスゲ、そして草紅葉の時期。それ以外のたとえば8月~9月中旬の平日は規制なしである。
もっとも普通車の駐車場はどこにあるのかわからなかった。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

鳩待峠にはみやげもの屋と山荘がある。みやげもの屋の裏手にあるトイレを使って、準備運動もしてスタートだ。
写真はトイレの左手にあるアヤメ平に向かう登山口。本当はここからアヤメ平経由で行きたかったけれどそこから尾瀬ヶ原に向かう道が残雪があって歩行しずらいということで泣く泣くあきらめた。ちょっと見ていたがこの階段を登る人は皆無だった。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

鳩待峠からは至仏山を見ることができる。まだまだ雪があるし、だいたい6月一杯は植生保護のため入山禁止だ。なのでよけいいいなぁ、と思いながら見上げる。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

平日の8時半の状態で結構な人手。平日なのでリタイヤしたと思われるくらいの年配者やおばさまが多い。身支度も登山というよりハイキング。
翌土曜日にここに戻ってきたわけだが。若者が3割程度いたり、ツアー客が多かったり構成比が大分違った。人数はこの10倍くらいか。トイレに寄ろうと思ったがあまりの行列に諦めたくらいだ。(金曜日はトイレ待ち行列なし)
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

8:35 いよいよスタートする。写真の左に首に赤いものを巻いた白い上着のオジサンは客にいちいち声をかけてくれる。水芭蕉はそろそろおしまいなのだが、研究見本園ならまだ楽しめるとこことだった。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

歩き出しは結構急な石畳の道。雨で濡れていて気を抜くとすべる。勿論ボクは登山靴だが、それでもすべる。尾瀬だからとなめてタウンシューズで来ると怖いと思う。登山靴よりもむしろ運動靴のほうが滑らず良いかもしれない。どうせ尾瀬のほとんどは木道なのだ。歩荷さんはペタンとした運動靴が多かった。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

ところどころに、結構頻繁にベンチがある。山登りと違って、そして一般の「観光客」が多いから、休憩する場所が多いのはうなずける。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

道は良く整備されている。昨年は鳩待峠からの年間入山者数は20万人。最盛期の平成8年は35万人だそうな。そりゃ整備しないとたいへんなことになるね。尾瀬全体では昨年33万人、平成8年は65万人。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

雨で濡れているせいもあるかもしれないが、とにかく新緑がキレイ。もう少し経つとミドリが濃くなってしまうから今が見頃だ。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

木道の材木の押印。東京電力が平成21年に設置したというわけだろう。調べてみたら群馬県の木道は東電と群馬県新潟県は東電のみ、福島県福島県のみで設置しているそうだ。県によって違うのは何かオトナの事情があるのだろう。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

山ノ鼻に出るまでには谷筋を行くわけだが。そこに筋かの流れが合流してくる。尾瀬は当然水が豊富なところだがそれがうなずける。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

石畳の急坂が終わると木道にあるが、基本的にアップダウンはそれほどない。緑の中をブラブラと約1時間歩くわけだ。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

その2に続く。