栃木からのヤマノボリ日記

登山記録とやったこと、考えたこと

20130607~08_水芭蕉咲く尾瀬ヶ原 その5

東電小屋で30分間の休憩。お昼ごはんはコンビニで購入してきた「牛カルビ弁当ミニサイズ」と「トマトスープ」。カルビは冷たいのであまり美味しくない。トマトスープは酸っぱくておいしい。トマトスープは追加購入しておこう。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

東電小屋から見晴しを目指す。人が少なくてよい。向こうに見えるは燧ケ岳。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

このまま左折すると三条の滝。右は見晴し。時間があるので三条の滝に行くことも考えたがたいへんい大きな雷鳴が聞こえた。空はどす黒い雲に覆われているし、栃木県人なので雷のこわさは充分承知している。迷うことなく小屋に直行。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

燧ケ岳って雄大
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

見晴しに到着。本日のお宿は弥四郎小屋。見晴しではイチバン古い小屋。なので尾瀬ヶ原をずうっと見渡せる一等地に立っている。収容人員250人。ちなみにこの見晴しには小屋が6つもあるが、収容人員の合計は800人。巨大だ!
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

以下は弥四郎小屋の模様。入口に受付。床の上からも、土間からも受付できるようになっているのは考えられた作りだと思った。受付左にある記帳台で氏名、住所などを書く。その用紙が「宿泊伺」。おそらく宿側がお客様に氏名等を「お伺い」するのだという意味で「伺い」と書いてあるのだろうが、書くのは客なのだから伺うという文字を使うのはおかしい。もっともその文字のとおり客が小屋に対して伺っているのか?
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

受付の奥は売店。たいしたものはなし。燧ケ岳の山バッチといろんかキーホルダー。それと花の図鑑など。小型のLEDライトが色々あったのはなぜか?ヘッデンを持っていない一般観光客用かな。
キホン的なモノとして軍手100円、ハブラシ20円、タオル100円だった。安くて良心的。湿布120円とあるのは笑った。あ、生ビールは700円です。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

玄関にはTVあり。天気予報が見られてGOOD。本日は夜半まで雨。明日は9時から晴れの予報なので明日に期待する。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

売店の向かいに食堂。夕飯は5時半から。今は3じだけれどガチャガチャと音がしていて忙しそうだった。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

建物自体は古い。別館もありそちらは少しばなり新しいのだろうが見る限り違いはない。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

このように一般家庭用のユニット型洗面台が8台設置。真ん中にあるのは大型の冷凍庫です。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

トイレ。回想したばかりのようで新しくて清潔。ニオイなし。山小屋ではないみたい。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

外には弥四郎清水。湧き水がすごい勢いで流れている。冷たいのでビールを冷やしている方がいた。が、寒いので冷やす必要は無いのではないか?
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

入口左側にはカフェあり。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

メニューはこんなもん。飲まなかったがコーヒーはきちんと淹れているようでいい香りがした。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

帳場の向かいには自販機。並びには冷蔵庫アリ。とりあえず寒いものの350の缶ビールで乾杯した。なお、空き缶はそのままつぶさずに返却する。ペットボトルは持ち帰ってくれとしていた。引き取る場合は別途20円かかります。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

夕食までヒマなので、まずはお風呂に入る。尾瀬は水が豊富なのでお風呂がある。入浴時間は3時半から6時まで。夕飯は5時半からなのでその前に入らないとダメ。お風呂の写真は撮れなかった。浴槽は4人がはいれるものが2つ。洗い場はなし。石鹸は使用不可。ザブンと入るだけだがありがたい。

風呂のあと他の小屋を見に徘徊。続々と団体さんがご到着。先ほどの雷雨のためみなさんカッパを着ている。写真は檜枝岐小屋。暇つぶしにガイドさんや小屋の人の話を聴いていたが面白い。

はい、これから部屋割りを発表します、最初に呼ばれた方は鍵を持って行ってください。
ただし鍵を貰ったからといっても勝手に部屋に行かないでください。注意事項がありますから。
はい、1号室●●さん、▲▲さん、・・・・・。

あの~、今呼ばれたタナカ キヌエですけど、キヌエじゃなくてキヌイです。

・・・・・・ハイ。そうですか。
じゃぁ、お風呂の説明をします。

(↑笑った。)

尾瀬の小屋にはお風呂があります。でも石鹸は使えません。
入る前にはお湯で体をながしてから入りましょう。そうしないと垢やら泥やらで浴槽が汚くなります。
いいですねー。

(↑小学生の修学旅行のようだ)
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

5時半になったので食堂に行く。
メニューはご覧のとおり。
ハンバーグ、トマト、レタスのドレッシングかけ(少し茶色かかっていて古そうなレタス)
右上の杏仁豆腐(キウイの破片が散らしてある) きゅうりの漬物(おそれく醤油に一晩つけたもの)
右下はニンジンのゴマあえ、ふきのとう(何故にこんな大きな皿を使うのかは不明)
そしてご飯と味噌汁、お茶。ご飯は小櫃にあるのを各自がよそう。お代わりできるかは不明。
メニューは年毎に変わるらしい。連泊する人はいないと思うが毎日同じメニュー。
ご飯は少しボソボソしていた。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

この小屋、1泊2日で8,400円なり。翌日の昼のお弁当は700円。
高いか安いかというと、高いと思う。山小屋じゃないしねー、物資の運搬は歩荷さんに頼るのでコスト高だけれど、1日250人宿泊して210万円の売り上げだ。365日満員というわけには行くまいが、決して苦しいとは思えない、と思うのですがいかがでしょう?

その6に続く。