20130623_花咲く那須三山 その2
剣が峰の下を歩くうちに陽が射して来た。那須市街地方面はかなり見渡せる。
雲の切れ間からの陽なので、そこだけスポットライトが当たったようだ。
正面は鬼面山。
このトラバース道脇にアカモノがたくさん。実にけなげで可憐。
1枚上の写真よりさらに右。茶臼岳の裾野も晴れてきた。
アカモノとともにイワカガミが点々と。このあたりはアカモノの天下だな。
剣が峰の先。穴のあいた岩。
ここから登山道は山の西側を行くことになる。こちら側はご覧のとおりガスの中。
いつ来てもハリボテで作っているとしか思えない形の岩。
来た道を振り返る。クサリがあるけれどそうたいして怖いわけではないのだが・・・
下が見えると怖いけれど、見えなきゃ怖くない、と言うけれどさ・・・
逆に今日は怖かった。見えてたほうがいい。見えないのは怖い。奈落の底みたいで精神的に嫌。
それからこの岩が濡れているのでスベルはスベル。クサリがなければ落そうだった。
何とか難所をパスした。ソレにしてもガスばかりだな。
岩に黄色いペンキがあったり、大きくて立派なケルンがあるけれど、確かにガスに巻かれればわからないな。
一度鞍部に出てきたところで危うくそのまま切れ落ちた先に落ちるかと思った。勉強になるな。
西方面は視界30mと言ったところか。
東の方は大分先が見えるのだけれどな。なんだか平らな湿原らしきものが確認できた。詳細不明。
先行者何名かは朝日岳に行ったけれど、ガスの中ではつまらないので三本槍岳を目指すこととする。
時間稼ぎをするうちにガスが晴れるだろうという計算。
ここから清水平まではイワカガミとヒメコイワカガミもチラホラ見られた。イワカガミは群生。
ヒメコイワカガミはイワカガミに比べて品があるな。
その3に続く。