20120714_三ツ橋敬子のチャイコフスキー@すみだトリフォニーホール
大好きなチャイコフスキーのコンサートに行ってきました。
■演目
① バレエ組曲「眠れる森の美女」(約20分間)
・序章:リラの精
・アダージョ:パ・ダクシオン
・性格的な踊り:長靴を履いた猫と白猫
・パノラマ
・ワルツ
【休憩 20分】
② 交響曲第6番「悲愴」(約40分間)
③ アンコール:歌劇「エフゲニー・オネーギン」より ポロネーズ(約5分間)
「クラシックの扉」はこれからクラシック音楽を聴き始めようという人向けのシリーズという位置づけらしい。本日と前日の2日間のプログラム。
前日の評判はあまり芳しくなかったようで・・・、
・悲愴の第3楽章終了時にブラボーの声がかかりそれにつられて大勢が拍手
・悲愴のエンドでフライングでまたもやブラボーの声。せっかくの余韻がだいなし(悲愴はココが大事なんだよね)
・演奏はボテボテ。
ということで期待せずに行ってのですが、そんなことなかった。
3楽章での拍手は1人だけだったし、エンドでもしばらくの静寂が楽しめた。
なにより演奏がヨカッタ。
テンポは速すぎず遅すぎず(悲愴はどちらかといえばゆっくりめのが好き)
強弱のメリハリが利いていて(利きすぎのキライはあったけど)迫力あった。
金管はホルンを除けは良く鳴ってました。
木管はオーボエとファゴットがすばらしい。フルートはうるさすぎが気になった。
弦はチェロがモタモタしてたような気がしますが、総じて情感が良く出てた。
三ツ橋の指揮ぶりはあいかわらず左手が大活躍。(ボクの興味の大半は指揮者)
ダイナミックでステキ。猫背は直して欲しいけどさ。
ただ、やはりアンコール曲は悲愴の後には不適。
せっかくの余韻を台無しにした感じ。ナシというわけにもいかないだろうけどサ。
2回連続で三ツ橋を聞きましたが、まぁしばらくはいいかな。
数年後にまた聞いてみたいけどね。
それと、聞きに行くなら好きな作曲家のものがいいね。
ドヴォルザークはやはり楽しめなかったもんな。奏者よりも曲。
思い入れのある曲でないと楽しめない。
以下はつけたし。すみだトリフォニーホールについて。
JRではスカイツリーの最寄り駅ということもあってタイヘンに混んでました(ここから徒歩20分)
北口を出て駅前広場を左手にすすむ。
通りに出るのでそのまま左方面に
角にあった商業ビルの壁沿いにエスカレータがあるので上る(トリフォニーホールはコチラのカンバンあり)
登りきったところからスカイツリーが良く見えます。みんな写真撮ってた。
渡り廊下があって隣のビルに進みますと東武ホテル。(のレストラン)
するとホールの入口。
エントランス。
1階席最後方からの眺め。
1階席中央通路からの眺め。
ボクの座った5列目35番からの眺め。指揮者まで15メートルくらいかな。
2階にバーがありまして休憩時間は長蛇の列が出来ていました。
ボクは並ぶのが嫌なのでいつも飲み物持参。(値段高いし)
トイレはたくさんあって混雑してませんでした。←重要だ。
椅子はサントリホールよりもすわり心地がヨカッタ。
ただしこのホール、2階席からステージまでに斜めに線が入るデザインなので、平衡感覚(というか水平間隔)がおかしくなるので、好みでない。落ち着いて聞いていられない。
これは決定的にダメダメ。
演奏に(あるいは演奏を聴くことに)集中できないホールは失格です。
宇都宮に帰ってきたらお祭りやってました。
二荒山神社の「お渡り」(神社の鳥居から長い急な階段を御輿をかついて登るのです)
本日はたいへんに蒸し暑かったので、思わずここでビール飲みながら観戦(?)しちゃいました。
この階段を御輿を担いで登るなんて危ないよね。