20120801_日光男体山夜間登山~登拝講社大祭 その2
■20120801_日光男体山夜間登山~登拝講社大祭
■1:01
登山道は8合目までは基本的に樹林の下。なので見晴らしはありませんが、ところどころ開けている場所もあります。見上げると月がきれいに出ておりました。中禅寺湖の水面にそれが映って誠にきれい。前後の人がいなければじっと眺めていたい気分です。少し怖いくらいの景色。
3合目で樹林帯を抜けて4合目までは舗装された林道歩き。林道に出たところで多くの方が腰を下ろして休憩してます。ここまでの道はつらいのよね~。
途中ダンダンが大きくて足をかける場所すらないと悩んでる白装束の女性(先発した講の一員?)がいたり、もうやだとボヤキがとまらない男の子とかいまして、同情いたします。
入山時点で防寒のためか雨具とかダウン着てる方が多数いましたが、大汗かいてここで脱いでいました。登山開始時点では寒いくらいの格好じゃないとね。
延々と林道歩き(ココでかなり抜きました)の後、明るい広場に到着。
■1:18
4合目。ここには自衛隊さんが大勢。診療所とトイレ(1機のみ)、そして売店がありました。
ここからが本格的な山歩きになります。ボクも靴紐を締めなおしてスタートします。
■1:18
先発した山伏さんたちに追いついたようで、ここから一緒に登ることになりました。「六根清浄」と唱えながら登りますが、そのうち疲れたのか聞こえなくなりました。どうしちゃったの??
■2:25
1時間経過。ほとんど障害物競争のような岩越え木の根越えの道をフィールドアスレチック感覚で行きます。月が明るいので夜とはいえヘッデンだけで充分でした。時折渋滞しますがあまり気にならない程度。ちょうどよい休憩になってヨカッタ感じ。それほそ疲れませんでした。
8合目までが岩&浮石コースです。合目合目には自衛隊さんが立ち番してくれてます。ライトで道を照らしてくれたりして、うれしいのですが彼らは迷彩服を着ているわけで。しかもみなさん日焼けしていますから実に不気味でした。できれば黄色とかの服を着ていて欲しかったな。
8合目の瀧尾神社を過ぎると岩の道も終わり、土の道になります。、林間コースですがここから9.5合目くらいがケッコウな傾斜でジワジワとつらい。
人もまばらになり、前後に人が見えない(灯りがみえない)くらいになりました。すると、非常に怖い。とてもボクはひとりで夜間登山なんかできないなぁと思いながら歩きます。ペースはユックリですがみなさんバテているようでボク以上にペースはゆっくり。
■3:27
このあたりにたしかあったなー、と左側を気にしておりましたら見つけました9合目の碑。夜中なので不気味ですね。このオレンジ色。
■3:46
9.5合目から森林限界を超えまして見晴らしがよくなります。もう少しで頂上なので、ホットします。
さすがに疲れたので50mも歩いては休み休み行きます。
下を見ると中禅寺温泉の灯り。遠くは宇都宮の空が白く光を反射しています。
でも真上は漆黒の闇に星が無数に輝いていて実にキレイ。
早く着いてもすることが無いので、地面に寝転がって星空を見つめていましたら、大きな流れ星をいくつも見ることができました。
もう感動。こんな綺麗で大きな流れ星は人生で初めて見ました。なんか涙出るくらい感動。
東の空は既に明るくなりかけています。それにしても寒い。
ここまで半そでのポロシャツ1枚で充分でしたがガマンできません。ソフトシェルを引っ張り出して羽織りました。
■3:50
遠くに山頂の二荒山神社の奥社の灯りが見えます。
足元がザレていて何度も足をとられますが、ゆっくりゆっくりかみ締めながら登ります。この辺になると人と人の感覚が開いていて、一人ぼっちです。
■3:58
頂上。手袋を脱いできちんと礼拝します。山頂にいたのは100人くらいでしょうか。
日の出予定時刻が4:45らしいので、それまでしばらく待機です。どこに居ようか。
その3に続く。
■20120801_日光男体山夜間登山~登拝講社大祭