モーツァルトの食卓
なぜに本とか音楽の話ばかり書いているかというと、
諸般の事情でオヤマに行けないからであります。
もう、休日に家にいると気が狂いそうになりますデス。
それを抑えるため、本を読んだり音楽を聴いたり、近所を散歩するなどしているわけで、
まぁ、そんなわけで、フラストレーション溜まりっぱなしでございます。
大丈夫だろうか?ワタクシ。
で、読んだのは「モーツァルトの食卓」関田淳子著。
モーツァルトの一生を、その食生活を通じて描いたもの。そりゃもう幼少の頃から死ぬまでの彼の食生活を描いてありまして、非常に興味深い一冊。
・当時(1750年頃)、モーツァルト家では父レオポルトが健康に気を遣い食生活にもうるさかった。
・同家は「薬草スープ」(オランダセリ、ヒナギク、ほうれん草、ウイキョウなどを刻んでブイヨンで煮込み、卵とサワークリームを混ぜたもの)をパンにかけてオジヤのようにして食べるのが定番だった。(当時ザルツブルクではスープをパンにかけて食べるのが一般的。) ←にしてもあまりうまそうではないわね。
・モーツァルトはヨーロッパ中を旅し、宮廷に取り入ろうと画策する過程で、晩餐会なども体験したため、派手な食生活も覚えて行った。
・1789年に始まるフランス革命によって、宮廷や貴族のお抱え料理人達は職を失い、市井に料理屋を構えるようになった。そのおかげで宮廷料理が市民階級に浸透していった。
・晩年は経済的に困窮していたことで知られるが、決して収入が無かったわけではない。充分な報酬を得ていたが、彼も妻のコンスタンツェも生活が華美で、金銭感覚に問題があたったためである。
などなど。
それにしてもよく調べてありますなぁ。
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