栃木からのヤマノボリ日記

登山記録とやったこと、考えたこと

第22回ピアノコンクール入賞者発表会(栃木県)

近所の低山に行こうかと思ったけれど、あまりの冷え込みで中止。
そこで、栃木県総合文化センターで行われたピアノ発表会に行ってきました。

栃木県内のピアノコンクール、そしてピティナピアノコンクールの入賞者のお披露目会。
主催は県とNHK宇都宮放送局
小学校の2年生からはじまって、社会人まで合計17名の方が演奏してくれました。

14時から16時半までの長丁場で途中休憩なし。トイレに行きたい人は曲の合間に行ってください。とのアナウンス。この演奏会の模様はNHKFMで放映するそうです。なので司会はNHKのアナウンサーのおねえさん。

17名のうち小学生が9人、中学生が4人、高校生が3人、社会人が1人。この順番に弾きますので前半はほとんどピアノ熟の発表会のような感じ、いや、観客がね。孫の晴れ姿にじいちゃんばあちゃんが花束持って応援に来たよ的な、ね。なので観客席は出入りが激しいし、常にざわざわしている。7割程度は客席も埋まってました。なので、聴くのは後ろの方だけでよかったかなぁ。

と、言っても演奏者は素晴らしかったです。小学生でそこまで弾けるか、とびっくりするくらい。ウチのムスメもピアノ習ってましたけどこりゃかなわんわ、というくらいうまい。

高校生も頑張ってるし、圧巻は最後にリストのハンガリー狂詩曲を弾いてくれた飯塚敦さん。ピティナピアノコンクールで全国で第1位だそうです。素晴らしかった。

皆さんが弾く曲目は当日初めて知ったわけですが、たまたま前日に沙良・オットさんのハンガリー狂詩曲を聴いていて、それに引けをとらないすばらしさ。(そんなはずはないけどさ、何せボクの耳が悪いし。ナマはいいからね)何より自分で楽しんで弾いているのが伝わってくる。

でもね、彼は数学の先生だそうな。あんなに弾けるのにねぇ。それは高校生にも言えていて演奏家になりたいって人は一人だけだったな。ピアノはあくまでも趣味。日本に音大生は何万人もいるはずだけど、プロになれるのはごく僅か。そのなかでも音楽で食っていける人は何人もいないよね。音楽の先生になれれば御の字というのが現実でしょう。専門性は高いし、お金もかけてるのにもったいないな。(それはスポーツにも言えるかな)

■おまけで、沙良・オットさんのハンガリーラプソディ