栃木からのヤマノボリ日記

登山記録とやったこと、考えたこと

塩原温泉はしご湯とスープ入り焼そば

GWはどこに行っても人&渋滞。なのでGWは遠出はしないことにしている。

で、近場となると日光のオヤマは数日前に雪が降ったばかりだし(湯元で積雪16cm!という)腐っても日光、市内の渋滞は凄かろう。というわけで、マイナーと思われる奥塩原温泉に行ってきた。

マイナーと言っても、アピール度が低いだけで温泉そのものは一級品。県内のメジャーどころである那須や日光湯元にひけはとらない。ましてや鬼怒川温泉などは足元にも及ばない源泉かけ流しのお宿がたくさんある。

渋滞回避策は東北道を7時代に通過するというもの。例年宇都宮インタから北は片側2車線に減少するので渋滞発生するが早めなら大丈夫のはず。

それは当たって宇都宮を駅前を7時に出発して塩原のビジターセンターにはなんと8:15には着いてしまった。ボクの計画では早朝塩原渓谷を散策し。午後からお風呂の予定だったけれど、この日風が強く、また冷たくてこんなな中歩くのは同行者の賛同は得られないはず。

かといってあまりにも早すぎてこんな早くから日帰り客に開放している旅館なんてないよな~と、もう一度持って来た資料に目を通してみると1軒だけありました。奥塩原の元湯温泉「元泉館」。なんと8時から解放している。

そこで作戦変更。まずはそこから攻めてみよう。

ここで奥塩原温泉の話。
塩原温泉は①元湯温泉と②新湯温泉の2つの温泉から成っている。

①元湯温泉
・ゑびすや ・大出館・元泉館

新湯温泉
・白樺 ・奥塩原高原ホテル ・ホテル八汐
・下藤屋 ・渓雲閣

これだけ、しかも塩場温泉から車で20分は山奥にある。だからあまり人が来ない。でもお湯は抜群。


塩原温泉には「湯めぐり手形」というものがある。
900円で購入。これがあれば購入から1年間は加入している温泉宿の日帰り入浴料が半額になるというもの。しかも1回の入浴チケットつき。詳しくはコチラ→★
はしご湯するならこれを利用しない手はありません。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~



■元泉館
駐車場は旅館の前、15台程度置ける。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

日帰り入浴できるのは2つのお風呂。

大浴場と露天風呂。でもおそらく源泉は一緒。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~


ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

温泉の効能書きとかあまり興味はありませんが、中性の硫黄泉。湧出量は1分間に72リットル。温度は52度。
入ってみると白緑色でお湯は少しぬるめ。一発目としては肌にやさしくちょうど良い。


■大出館
2軒目はそのすぐ上にある(渓谷沿いなので隣は「上」となる。)大出館。
ここは「日本秘湯を守る会」加盟。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

最初は墨の湯と鹿の湯。
右が日本で唯一の鉄分を含んでいながら黒いお湯。(普通は茶色になる)
入ってみると黒い湯の華が浮いています。
タオルをつけると真っ黒になる。温度はちょうど良い。
左の鹿の湯は白濁した硫黄泉。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

隣にある五色の湯、内風呂2つと露天。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

特に露天が良かった。ぬるめで長湯が出来る。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

ここで11時。
お腹がすいたので、一旦塩原温泉に下って、名物スープ入り焼そばを食べに行く。

塩原温泉の唯一と言っていい名物(?)。
味は想像できますが食べたことが無いので行ってみる。

昔は市街を走る旧道沿いの個人商店的なお店でしたが、いつの間にかバイパスにきれいで大規模なお店になっていました。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

11時なのに20分ほど入店待ちするくらいの混雑。
よくTV取材されていますので、TVタレントの色紙がきれいに展示されていました。
こういう店は接客が悪いことが大いですが、釜彦さんは非常に丁寧な応対で好感持てました。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

で、スープ入り焼そば700円。
見た目はラーメンですが、全く違う。

面は焼そば麺で少し堅い。
おそらく普通にソース焼そばを作って、そこにソース味のスープを投入しているものと思う。
キャベツを炒めた味がおいしい。こういうのもアリだな、という感じですが、決して「タイヘンにおいしいもの」ではない。一度話の種に食べれば良いや、という感じ。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

このほかのメニューはソースカツ丼とチャーハン。
チャーハンはソース味なので、釜彦さんのメニューjはすべてソース味ということになる。


この同行者がぜひとも行きたいと主張する木の葉化石館(500円)で化石と鉱物を見て(僕は興味ナシ)、からだもすっかり冷えたので新湯温泉にGO!

■奥塩原高原ホテル


ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

内湯は脱衣所から階段を降りたところにある檜の浴槽&内張り。
香りが良いが階段がツルツルしていて滑りやすいので注意。

ガラス戸の向こうに露天風呂があるが4畳半程度の広さで5~6人グループらしき人たちが入っていたので僕は入らず。内湯だけでした。
ここのお湯は熱くて白濁していて硫黄くさくて風呂に入った感が充分。響の中ではイチバンの満足度。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

3箇所訪問して本日はギブアップ。同行者はまだまだ行き足りないようでしたが、お湯が新鮮で強いので数をこなすのはちとつらい。
できれば宿に宿泊して、風呂に入っては部屋にもどってウダウダし、また入るという感じが良いでしょう。

帰りは込んでいるかもしれない東北道を回避して、日塩もみじライン経由で鬼怒川に抜けます。
途中、新緑に萌える山がたいへんにきれい。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

龍王峡で少し散策。
ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

塩原や高原山あたりはまだ春は来ていませんでした。

天候的にも荒れ模様で風が冷たく、家に着いた頃には風邪を引いてしまったようでした。


温泉はしごしてそれなりに楽しかったですが、やはり山登りして朝を流す温泉のほうが百倍良いなぁ、と感じたわけです。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~


ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~

湯めぐり手形。スタンプラリー方式になっています。21箇所めぐれば木桶がもらえるらしい。残り19。

ヤマノボリスト~オヤマの上でボ~ッとするヒト~



蛇足。

もみじラインで中年のバイクライダーが転倒。救急車を呼ぶ騒ぎに出くわしました。安全運転第一。ボクも気をつけないと。