栃木からのヤマノボリ日記

登山記録とやったこと、考えたこと

2010_0919 男体山(日光市) その1

■2010_0919 男体山 へのリンク

まとめ→★  

その1→★ (この記事)

その2→★

その3→★

番外編→★



オシゴトが忙しいのと、ヤマノボリスト(ヤマでボ~ッとするヒ)としては天気が重要なので


両方の条件がうまく重なり合う日を待っていたら、この日になってしまいました。


約1ヶ月ぶりのヤマノボリです。


自宅を4:50に出発。中禅寺湖に着いたのが6:10。


お天気が微妙。かすかに青空も見えますが雲が多い。


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本日は男体山に登ります。


日光二荒山神社中宮祠からの公式ルート。湖畔前の道路からクルマで境内まで乗り入れOK。

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境内には登山者用の無料駐車場があります。登山ができるのは6:00から。3連休の中日ということもあり、6:10の段階で既に第一駐車場は満車(20台くらいかな?)そのまま進むと第2駐車場。


その2つの駐車場の間にトイレがあります。あまりキレイでなさそう。利用するなら入り口鳥居の手前にある県営のトイレの方が新しくて良いでしょう。


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コチラが中宮祠境内でございます。ここから入山するのが正式ルート。


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門脇には、登拝の定めが掲示されております。


男体山は神社所有の山」


と書いてありますが、奥日光は殆ど神社の所有物なのです。

大真名子山も、女峰山も、華厳の滝も、いろは坂も、白根山もみ~んな神社のもの。


その面積たるや3,400ヘクタール。

1ヘクタール=10,000平方メートル。(100メートル四方)

3,400ヘクタールは、340,000,000平方メートル。

と、いうことは18.439キロ四方にもなります。

日光東照宮男体山の距離が10キロですからねぇ。スケールが違う。すげぇや日光二荒山神社


ついでに、宇都宮市内にあるのは、二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)。

日光にあるのは二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)。まったく別のお社です。


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社務所で登拝の受付。

記帳して、登拝料500円をお納めします。


神社の方が、いくつか注意事項を言ってくださいます。

1.途中に水場はありませんので、用意してから登ってください。

2.3~4合目は工事用道路です。4合目に鳥居がありますからそこから登山道に入ってください。

3.下りは工事用道路から3号目の場所にカンバンが立っています。そこから下ってください。(気づかず工事用道路をそのままくだらないように)


前にいた年配のご夫婦が@縦走したいのでですが・・」と質問したら

「登山道が荒れていて危険なので警察からは案内しないように言われているのですが・・・」

と、断った上で、志津へ抜ける道を教えていました。

「クマが出るので鈴は必須です」とも。

そう、この辺はクマさん多いのよ。

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左が拝殿。

そこの右手に登拝門があります。

ここから、二荒山神社の境内にある奥宮=男体山(2486m)・女峰山(2483m)・太郎山(2368m)・奥白根山(2578m)・前白根山(2373m)・大真名子山(2375m)・小真名子山(2323m)・赤薙山(2010m)の各神社をお参りする、ということになっているのです。なんというスケール。モチロン一日では参拝不可能です。


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ここで、「登らせていただきます」と二礼二拍手一礼してから、ヤマノボリ開始です。


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最初は樹林帯です。

カラダを慣らすために、ゆっくりゆっくりと言い聞かせながら、進みます。

結構な角度の山肌を直攀しますので、キツイです。

すぐに汗が噴出してきます。


一合目。まだまだ暗いので写真がぶれまくってます。

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こんな感じの角度で登ります。

足をガニマタにしないと登れません。

雨の後はイヤだろうな。

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登山口から3合目までは、このような坂が続きまして、いきなり舗装道路に出ます。

はい、神社の方が言っていたカンバンとはこれですね。

これだけ大きいと間違えようがありません。

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三合目の標識。二合目は見かけなかったなぁ。

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三合目までは約40分かかりました。

ここから四合目までの20分はこんな舗装道路を歩きます。


工事というのは、砂防工事のことで、約300年前に起きた地震男体山の東南斜面が大崩落し、その薙ぎが崩落し続けています。それを治めるために昭和25年から砂防工事が行われています。

宇都宮方面からもその痛々しい様子がはっきり見えます。

気の長い、そして大規模なオハナシです。

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途中のカーブで中禅寺湖がちょこっと見えました。三合目とは言え、かなり登ってきたんですね。

お空の雲が心配です。

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はいお、20分で四合目に到着。ここから山道になります。

気合を入れなおして再出発です。

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岩がゴロゴロしています。鉄パイプの手すりがところどころになります。

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こんな深くえぐれた場所もあります。

登りづらいですが、これはまだまだホンの序の口なのでございました!

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・・・・その2に続きます。