20100611_女峰山_帝釈山_その3(女峰山頂まで)
■20100611_女峰山_帝釈山 へのリンク
その5★ (了)
沢沿いの登山道はこんな感じの樹木の間を進みます。
侵食が進んでいて、深く谷のようになっていますので、歩きづらいところがあります。
途中、女性の方を抜きました。
うしろからボクが登ってきているので、わざと小休止して道を譲っていただいたみたいでした。
本日一人目の登山者でした。
シャクナゲの花がぽつんぽつんとあります。
シャクナゲの樹自体はたくさんありますが、咲いているのはわずかです。
花芽もあまりありませんでした。今年はオヤスミなのかしらん。
沢にはこのような立派な砂防ダムがありました。
登り始めて2時間。
沢を横断する箇所に到着。
少し下ります。
この坂には水芭蕉のような形の葉の草花が群生してました。
唐沢小屋への標識に従い沢を渡ります。
沢の中に入って、上を眺めるとどこまでも続いてるかのような大きな沢であることがわかります。
落石はあると怖いのでサッサと渡ります。
沢にはケッコウな量の水が流れていて、ルートを選ぶのにちょっと苦労しました。
沢を渡って、少し登ったところででハッケン。
かなりの勢いで流れてます。
持ってきた水を捨てて入れ替えます。
水場からちょっと登ったところで上方が開けたので、頂上を拝むことが出来ました。
まだかなりの距離がありますが、そんなことより、このガレ場が気になります。
写真の赤矢印の通りに進むのですが、こんな大きなガレ場のトラバースなんてできるのだろうか?
と、ドキドキします。
あそこから落ちたらここまで数百メートルは一直線じゃないのか?!
角度がかなり急になってきました。
四つんばいになって進むようなところもあります。
この辺で年配の男性とお会いしました。
上方から降りてくるところです。
もう登られたのですか?とお聞きしたら、
昨日霧降高原から赤薙山経由で女峰山、唐沢小屋で一泊されたそうです。
ひげを蓄えた品の良いかたでした。
本日2人目の登山者です。
水場から1:40で唐沢避難小屋に到着。
モチロン無人です。
経験がないので程度がわかりませんが、いろんな方の記事を読むと
これは「キレイな小屋」だそうです。
確かに箒とかがキチンとかけられていて、皆さんがきれいに使っているようです。
でもね、こういうところにボクは泊まれないだろなぁ。
夜怖くてダメ。ゼッタイ!
この小屋は二荒山神社からの登山道との合流点でもあります。
ここで、持ってきた菓子パンでエネルギーを補給して、山頂をめざします。
小屋の左側を進みますが、踏み跡がたくさんあってどこに言ったらよいのか迷います。
さぁ、やって参りました。
本日のメインイベント。頂上直下のガレ場トラバースです。
石にペンキで○印が書いてあるので、それに沿って進みます。
写真だとたいしたこと無いようですが、下を見れば、ず~~~~~とガケです。
怖いです。脚を踏み外せば。。。と考えると怖くなるので、下は見ないようにしてゆっくり確実に歩を進めます。
こんなふうに浮き石だらけです。
自分が脚を踏み外すのも怖いですが、落石を起こすのも怖いです。
何度も「こんなとこ来なきゃ良かったなー」と、後悔しました。イヤほんとデス。
ガレ場を過ぎてホット一息。
下は見ないようにして、遠くをみれば雲海と男体山。
キレイです。
やっぱ、来てヨカッタ!
ガレ場を過ぎて、樹木のあるところを進みます。
急坂ですが、怖くないのでOKです。
ゼイゼイ言ってたら、急に目の前にヒトが!
長身の若者でした。
こんにちはっ!ってさわやかに挨拶してくれましたが、こちらは息もキレギレで笑うだけで声が出せませんでした。
この男性、何も持ってないのだけど、どこから来たのかいな?
唐沢にザックをデポして山頂だけ登ってきたのかな
本日3人目の登山者。
唐沢小屋から40分。
田心姫命(たごりひめのみこと)を祭っているそうです。
ようわかりませんが、ココまでの無事を感謝し、これからの無事を祈願しました。
2,483m!
わが人生の最高峰ですねー。(ヒコーキはモチロン除く)
山頂はボク一人でした。
お天気も良いので、ここで
ボ~~ッ
と、してました。
ヤマノボリストの完成です。
しばらくすると男性お一人が到着。
二言三言お話しましたが、話するのがキライなのかすぐに別の場所に行っちゃいました。
そのあと到着した、男性&女性とは話も弾み、山座同定したり、写真を撮ってもらったりして楽しく過ごしました。
キレイな空に生える女峰山の文字。
あまり見たくない、ボクのお腹!